代表挨拶

我々オーケストラハモンは1997年に発足し、基本的に年に2回の定期活動を行っております。比較的大規模な編成の作品を取り上げるシーズンに、アンサンブルの喜びとオーケストラの機能的な訓練を主眼におく中規模編成の曲を取り上げるシーズンを織り交ぜながら、幅の広い音楽作りができるオーケストラを目指しています。

また、オーケストラとしての音楽の引き出しが一つでも増えるように、常任指揮者をおかず、いろいろな世代の指揮者の先生方と共演しております。

水面を描いて広がってゆく波紋はやがて、寄せては返す波のように、また中心に戻って参ります。我々もお客様の心に一石投じる様な、そして波打つ感動が明日への元気に繋がるような、そんな音楽をお届けできればと思います。


"HA'MON"とは、"Harmony of Art and Movement by Orchestral Network"
(芸術の調和とオーケストラネットワークによる活動)のそれぞれ頭文字を取ったものであり、"波紋"という言葉の響きと掛け合わせたものです。


皆様のご来場を心よりお待ちしております。

オーケストラハモン
代表 山野上 二郎

これからの10年

「これからの10年」

この"ハモン"という名のオーケストラ。設立より10年が経過し、ようやく次のステージに立てるかどうか、というところ。とある総務担当の言葉。第7回演奏会(2002年)辺りでしょうか。

「水面を描いてゆく波紋は、同心円状の輪を描き、やがて中心に戻ってくる」と。
当然、設立当初、"ハモン"と命名したメンバー達はそんな事を、微塵も考えず、また考える余裕も無く10年経過して、わんぱく坊やが、ただのわんぱくオヤジとなりつつあるわけですが、長く続けることの役得ってあるんです。

そう。"続ける"ということは、一度当団を離れたり、また、休んだりしている人間であっても、未来に何らかの機会が訪れれば、演奏を共にするチャンスを生むという事。
且つ、それはまた「この人とまた音楽を共有したい」と思えばこそなので、今、新しいメンバーも古いメンバーも、共に同じステージに立てる、というのは、偶然が生んだ本当に幸せな時間。

てんでばらばらで雑多な人間をかき集め、ド真剣に一個の音楽を作っていく方が、同窓生を集めて思い出を頼りに音楽するよりも、100倍面白い。大変だけど。と言い切ってしまうと、同窓生や諸先輩方から顰蹙を買いそうなので、尊敬する先輩・後輩も数多くいる事も添えておきますね。

アマチュアとはいえ、たとえ拙くとも音に惚れたら何度でも逢いたい、と思ってしまう。そう、惚れたあたしが悪いのよ。こればかりは長く続けていく事の役得であり、また、醍醐味でもあり。大切にしたいものです。

さて、今回お世話になる冨平先生とは初めてお会いして8年、ハモンとは3年ぶりの共演とあいなる訳ですが当時、わんぱく盛りだった我々にしてみれば、少しは大人になった音楽作りをして一矢報いたいところ。時が経ち、歳を取れば取るほどそこから出る音は、その人のキャラクタそのもの。そして、音は消えて無くなるが故に、だからこそ長く続けて発信していきたいものです。

何年も前に、ふと総務担当からこぼれた言葉を思い返しつつ、次の10年はもっともっと素敵な時間を皆様に届けてゆきたいと思います。


皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2008年5月
オーケストラハモン
代表 山野上 二郎


~オーケストラハモン第19回演奏会(2008/8/2@すみだトリフォニー)チラシに掲載~

 

  hamon_19th
 



第19回定期演奏会 2008/8/2
すみだトリフォニー
指揮 冨平 恭平
メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ長調「イタリア」
ブルックナー/交響曲第6番 イ長調(原典版)
イラスト:露木 茜